飛翔

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話題考 30 : 「全国学力テスト」

 各報道は、10/15文部科学省は、昨年まで全員参加だった全国学力テストを、40%抽出方式に変更すると発表したと伝えていた。
 そういえば、このテストに犬山市が不参加だった。
 犬山市のその後は気になっていたが、そのままだった。
 今得られる情報から、経緯を整理しておくことにした。

 2回目まで、全国学力テストに不参加だった犬山市だが、3回目の全国学力テストを前に、昨年12月に動きがあった。
 2008/12/22、テスト参加に反対してきた丹羽俊夫教育委員長の解任動議が、賛成4、反対1で可決されたというニュースがあった。
 丹羽氏は委員長職を解任され、委員長は、「参加」派の教育委員が務めることになったとのことだ。
 このニュースの前に、6人の委員のうち、10月の委員交代などで、学力テストの参加に反対するのは瀬見井久教育長と丹羽氏(教育長)の2人に減っていた。

 3/13、犬山市教育委員会では、テストの参加について話し合いをしたが結論が出ず、次回に持ち越したというニュース。
 これは、参加を主張する田中志典市長が、平成18年に当選し、委員を入れ替えるなどし、昨年秋には参加派が過半数となっていた。したがって、結論は参加とする可能性が高まっている中でのできごとだ。
 不参加主導の瀬見井教育長が、「採決まで冷却期間を置くことにした」とし、23日に臨時会を開き、採決して決めることにしたということのようだ。

 3/23犬山市教育委員会臨時会で、委員の多数決で平成21年度のテスト参加を決めた。
 瀬見井久教育長を含めた委員で採決し、参加4人、不参加2人の多数決で犬山市の参加が決定された。
 
 4/21 全国の都道府県が参加した全国学力テストが、実施された。

 ここで、このニュースは終わらない。
 テストの結果公表まで約4カ月かかることから、犬山市では即座に指導に活用する方針のもと、市内の公立校全校が答案用紙を独自に採点して分析したとのことだ。

 10/15文部科学省は、昨年まで全員参加だった全国学力テストを、40%抽出方式に変更すると発表した。
 これを受けて、10/20犬山市教育長が来年10月の任期切れを待たずに辞意。犬山が目指した教育の流れになりつつあり、「良い引き際」とした。

 ここまでが今年の犬山市の学力テストにかかわる経緯だ。
 単純に見れば、「過度の競争原理導入は個人の格差を広げるだけ、義務教育に競争原理は不要」と批判して2年連続で不参加を決めていた瀬見井氏にとっては、不本意な結果に見える。
 しかし、こだわったのは、義務教育への過度の競争原理導入批判が本筋だ。
 参加になった時点で、「国のテスト結果の公表(8月下旬)は遅く、授業改善に役に立たない」と主張して、テスト直後に解答用紙をコピーして現場教師による採点を行うなど独自性にこだわり続けた。
 主張の勝敗にこだわって、このことが注目されることはない。しかし、このことが、参加によって競争原理導入をさせずに、それぞれの学校が指導の改善に資する方策とさせたという意義がある。
 教育が、志を大切にすることだとすれば、これは大きなことなのだと思う。
 もっと言えば、氏の主張の中心である現場の主体性の大切さという点がぶれていないということに注目する。

 「教員を信頼し、教員に責任と権限を与える。そして、君たちの好きなようにやってよろしいと言ったら、教員は燃えますよ。燃えてやる仕事に多忙感はないはずだ。」
 注目を集めた独自の教育改革は、そのための方策だった。
 教科2人担任制で20人以下の規模で行う少人数授業、教師による副教本作成、学期制導入、児童・生徒同士が教え合う「学び合い」の授業など、子供の主体性を生かした教育の実行だ。

 東京を中心に、全国的になったその志は「いきいき、のびのびとした教育。そのような美名の下で、教員は自分のことしか考えなくなった。子どもの学力をあげることに情熱を燃やさない教員は去ってほしい。」ということだ。
 人間は自由にしたらなまけるという人間観にたった教育改革が主流の中、主体性の大切さをうたったままだったということだ。
 カリキュラム編成権は、学校にある。子どもや地域の実態をふまえて、学校としての願いをもち、それを反映させたカリキュラムを学校が作成するという根本姿勢は貫いているということに注目したい。
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テーマ:気になった事 - ジャンル:ニュース

  1. 2009/11/04(水) 09:40:56|
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Author:親馬シン
 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
 しかし、実際にはそうはならなかった。

 今は、知りたいことを追い求め、何も考えずに書きとめるだけだ。それでも充分満足している自分を感じている。

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