飛翔

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話題考37 :  「児童・生徒の暴力」考

 1日、毎日新聞は「児童・生徒の暴力行為は過去最多」の見出しで、文科省の問題行動調査結果について報じていた。
 小中高生の暴力は、約6万件で前年度比13%増で過去最多を更新し、いじめの認知件数も前年より16%減少したものの約8万5,000件と高水準だったという。

 文科省が、各教委の調査を元に、「感情がうまく制御できない児童生徒の増加」や「コミュニケーション能力の低下」などをその背景に挙げたようだ。

 これを受けて、福島版では、「児童生徒の暴力行為、全国最少」の見出しで、福島県の結果を報じていた。
 県内の暴力の発生件数は、102件で前年度比6件減で、4年連続全国最少となったという。
 いじめの認知件数は299件で前年度比156件減少し、全国で4番目に少なかったという。

 県教委は、少人数教育の導入など、きめ細かな生徒指導をしてきた成果とし、県警少年課は、件数は減っているが、凶悪化傾向にあると指摘しているという。

 ここで確認しておきたいのは、「感情がうまく制御できない児童生徒の増加」や「コミュニケーション能力の低下」が問題として浮かび上がるという分析だ。
 県版での分析は、少なかったことに目が行き体制がよかったとか、問題点として凶悪化傾向を分析しているが、この問題の根源と結びつけるべきではないかと思う。その体制が、上記のように分析された問題点を解決する一つの手段として有効であったと分析すべきではなかったかと思う。それでも、上記の問題点はなくなるわけではなく更なる対策を考察すべきだったように思う。

 さて、その問題点をどう考えるかということだが、昔も子どもの暴力はあったと思えば、暴力は何も目新しいことではない。
 ただ、違うのはその様相だということではないかと思うのだ。
 野性味とか腕白性といった昔イメージした暴力とは違って、突然切れるということを伴うことではないだろうか。平穏な状態から突然粗暴性に変質するそんなイメージを感じるのだがどうだろうか。

 子どもと対面している方に伺うと、物を投げたり、奇声を発したり、ひっくり返ったりする子は目立ってきていると聞く。ただ、そういった子も、元の平静な状態に戻ると素直に謝ることができる子が多いとも聞く。
 それなら、切れている間を待って、落ち着いてから話を聞いたり指導したりすることが有効だ。対策は、待つ時間の確保ということになる。「少人数教育の導入など、きめ細かな生徒指導」という対策の有効性の話は頷ける。

 問題は、近年この切れる子どもが増えているのは何故かといことだ。
 これも、実は増えているのではなく、修正されないで学校という社会の中まで持ち込まれてきているものと考えられないだろうか。
 この切れて暴れるという状態は、本当は幼児にはよくあることなのではないかと思うのだがどうだろうか。ただ、しぐさのかわいらしさというオブラートに包まれているので、みんな忘れている。そのオブラートの中で、きちんと注意され、注意が守られるとまたかわいいと思えてオブラートに包まれて、褒められる。
 そんな大人の対応が、理性を養っていたのではないだろうかと思うのだ。こういった暴れる心を修正される経験を積み重ねている。その修正の経験が失われていると考えてはどうだろうか。

 切れる子どもは、幼児期にこの理性が養われる発達の課題に対面させてもらっていなかったのではないかと思うのだ。遠回りかもしれないが、この失われている経験を取り戻すにはどうするかということを考えることが大切なのではないかと思うのだ。
 
 それは、これから進めようとしている幼児教育の体系とは少しずれるような気がする。

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テーマ:教育って何だ? - ジャンル:学校・教育

  1. 2009/12/05(土) 11:05:37|
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Author:親馬シン
 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
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