飛翔

作品原案として書き連ねています。 書きかけで試行状態ですが、踏ん切りをつけるために、一度手を離すことを目的としています。

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福島の子規2-2

 地域のかかわりある人や物に誇りを持つという事からすると、交流性の観点は大切なことだ。しかし、この観点からすると、「福島の子規」は見るべきものがない。そのことを、自分は交流性の呪縛から表現者として解き放たれたと見る。
 その事は、後で確認することにして、自分の確認した「福島の子規」と「正岡子規の福島俳句紀行」(下)の子規を比べてみる。
 まず、子規は福島と飯坂に宿泊しているが、その旅館を特定できなかった。
 「正岡子規の福島俳句紀行」では、福島の宿泊は「福島の旅籠」として特定していないが、飯坂の旅館は特定している。

~子規は福島より人力車を走らせ飯坂温泉に行く。その時背中に寒さを覚え、結核が発病したのではないかと心配する。飯坂の和田屋という宿に着くと、ようやく寒気も収まった。最初はむさくるしい裏部屋に通され、眺めが悪く一寸の景色も見えない。やっと夕方には涼しく眺めも良く表通りが見える部屋に移ることができた。そして、旅の疲れをとるため鯖湖湯の共同浴場に入浴した。


 「はて知らずの記」では、以下のようにあるだけだ。

 帰路殆んど炎熱に堪へず。福島より人車を騙りて飯坂温泉に赴く。天稍(やや)曇りて野風衣を吹く。涼極つて冷肌膚粟を生ず。旅宿庭前山吹今を盛りと咲き出でたり。
 山吹のみな月とこそ見えにけれ
 
 湯あみせんとて立ちいつれば 雨はらゝゝと降り出でたり。浴場は二箇所あり。雑沓芋洗ふに異ならず。
 夕立や人声こもる温泉の煙


 何らかの補助資料から、特定したものだろうと思う。それで、その和田屋を「飯坂温泉史」で特定できないかを試みたが、今のところ見つからない。
位置が概観できるのは、次の表現と、鯖湖湯かその隣の透達湯に入っていると想像されることだ。
 

旅宿を出でゝ町中を下る事二三町にして数十丈の下を流るゝ河あり。摺上川といふ。飯坂湯野両村の境なり。


 湯沢の旅館かと思われる。
 それで、湯沢で紹介される旅館を見るが、そこには中村屋旅館・高野屋旅館・枡谷旅館・掘江屋旅館・油屋旅館・中村旅館・中村屋旅館しか紹介されない。範囲を広げて、波来温泉あたりも眺めてみるがみつからない。
 この温泉史は、大正13年10月に発行されたもので、この時点でこの和田屋が無くなったのか、それとも、とるに足らない旅館だったのか今のところは、まだ分からない。

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  1. 2010/09/17(金) 10:36:09|
  2. ○ 福島の子規(ノンフィクション)
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Author:親馬シン
 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
 しかし、実際にはそうはならなかった。

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