飛翔

作品原案として書き連ねています。 書きかけで試行状態ですが、踏ん切りをつけるために、一度手を離すことを目的としています。

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「芭蕉翁の細道紀行を極めようとする」:福島の子規2-30

 炎熱に悩まされた子規は、人力車を頼んで飯坂温泉に向かう。
 飯坂に向かう子規は、描写されないが、文知摺観音に向かう時に描写された景色のままだろうと思う。新道が整備されたばかりで、まだ樹木を植えるというところまでには至っていなかったということであろうか。
 「人力車を頼んで」とあるが、ここ信夫の里は、当時電話も電信もない。どうやって頼んだのかなと思うが、それは、先に福島駅の賑わいで確認した人力車と荷車の数で想像できる。人力車はかなりの数があって、頻繁に行き来していたと思われる。それを拾って飯坂に向かったと思われる。

 炎熱に悩まされた子規だったが、やや曇りで風が吹いて、今度は肌寒さが襲ってくる。途中の景色を見ているゆとりがなかったこともあるかもしれない。描写は、直ぐに宿の景色になる。
 その前庭に山吹が今を盛りに咲いていたという。

 山吹のみな月とこそ見えにけれ

 車夫任せの道筋は、どんなだったかはわからない。子規に追われる芭蕉の道筋もいろいろの考えがあって定かではない。大筋で「月の輪の渡し」→「瀬上宿」→「星の宮」→「医王寺」、そして飯坂であろうということは分かっているようだ。ただ、その具体的な道筋になると、いろいろの説がある。特に、「瀬上宿」→「星の宮」→「医王寺」間が曖昧なようだ。
 子規の場合は、この間の大筋も見えない。
        鯖湖湯2

 旅館に着いた子規は、早速ひと風呂浴びる。
 当時の旅館は内風呂ではなく、共同湯が普通の風景だ。子規は、湯に入ろうとして、宿を出るのだが、この時に雨が降りだしという。
 浴場は二か所あったが、混雑していてイモ洗い状態だったという。

 夕立や人声こもる温泉の煙
 この浴場は二か所ということで、子規は、鯖湖湯に入った可能性が高いということだ。当時、滝の湯が最も新しく賑わっていたはずだが、鯖湖湯と透達湯という浴場が二つ並ぶ共同湯に入ったという事だ。
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テーマ:エッセイ - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/20(水) 03:22:17|
  2. ○ 福島の子規(ノンフィクション)
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 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
 しかし、実際にはそうはならなかった。

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