飛翔

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【話題考】~東京電力原発人為事故の刑事責任者は誰なのか

【話題考】
          東京電力原発人為事故の刑事責任者は誰なのか

 政府は、吉田氏が生前に非公開を望んでいたとして、吉田氏の調書非公開の方針だった。それが、複数の報道機関が調書の内容を報じたことから、このまま非公開とすることは、かえって本人の意思に反するとして公開を決めたとのことだった。
 その公開に先駆けて共同通信に調書の一部が情報として流されたようだ。
 「吉田調書:「東日本壊滅と思った 全面撤退”は否定【毎日新聞(2014/8/31)】」
 http://mainichi.jp/select/news/20140831k0000m040121000c.html
 見出しは、危機的状況となった事故発生4日目の2011年3月14日夜についての過酷な状況下の心情吐露と、11年3月15日に東電が第1原発から「全面撤退」すると政府が解釈したことについての証言要点のようだ。
 社会面では、「吉田調書:元東電社員『戦う所長が支え』【毎日新聞(2014/8/31)】」と、収束作業に当たった元東電社員の証言を元に「9割の所員が命令に違反して撤退した」との一部報道を批判的に扱っていた。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140831-00000012-mai-soci

 この記事の中では、吉田氏の責任に関わることについては、以下のようにさらりと報じられている。
 

東電が事故前の08年、第1原発に大津波が来る可能性があると試算しながら対策を取らなかったことには「何の根拠もないことで対策はできない」と応じている。


 
 東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成する福島原発告訴団が、「責任の重い東電幹部」として被疑者として挙げたのは以下の方々だ。これが、原点だと思う。

勝俣 恒久  東京電力株式会社 取締役会長
皷  紀男  東京電力株式会社 取締役副社長 福島原子力被災者支援対策本部長兼原子力・立地本部副本部長
西澤 俊夫  東京電力株式会社 取締役社長
相澤 善吾  東京電力株式会社 取締役副社長 原子力・立地本部長
小森 明生  東京電力株式会社 常務取締役原子力・立地本部副本部長兼福島第一安定化センター所長 
清水 正孝  東京電力株式会社 前・取締役社長
藤原 万喜夫 東京電力株式会社 常任監査役・監査役会会長
武藤  栄  東京電力株式会社 前・取締役副社長原子力・立地本部長
武黒 一郎  東京電力株式会社 元・取締役副社長原子力・立地本部長
田村 滋美  東京電力株式会社 元・取締役会長倫理担当
服部 拓也  東京電力株式会社 元・取締役副社長
南  直哉  東京電力株式会社 元・取締役社長・電気事業連合会会長
荒木  浩  東京電力株式会社 元・取締役会長・日本経済団体連合会副会長
榎本 聰明  東京電力株式会社 元・取締役副社長原子力本部長
吉田 昌郎  東京電力株式会社 元・原子力設備管理部長、前・第一原発所長

 もし、この事故の被害者による告訴が、司法当局に受理されて、捜査されて立件されて起訴されるとするならば、業務上過失致傷の主犯とされて最初に逮捕される容疑者は、恐らくこの吉田昌郎所長のはずだと思う。

 ところが、東京を中心とする報道の中の吉田氏は、正義の人であり、特別扱いされていて、責任を追及して糾弾する対象から除外され続けていた。今回の吉田氏調書公開報道も、「日本を救った人」としての美談化の筋に沿った記事になっていて、聖人として尊敬されて賛辞が送られている。勝俣恒久氏や清水正孝氏や武藤栄氏は、袋叩きされて誰も絶対に容赦しないのに、なぜか吉田昌郎氏は「責任の重い東電幹部」のカテゴリーから外され続けた。
 しかし、福島の中でも原発誘致にかかわりなく過ごし被害のみを受けた立場の一人だと思っている素人からみれば、あの大きな悲劇を惹き起こした刑事事件としての主犯級の責任者としての吉田昌郎氏は外せないと思っている。

 福島原発告訴団は、東京地検不起訴処分(2013/9/9に)を受けて申立人対象を勝俣 恒久氏・皷  紀男氏・小森 明生氏・武藤  栄氏・武黒 一郎氏・榎本 聰明氏次の6人に絞った(2013/10/16)。
 その中に、吉田氏はいないのは、氏が病死したという経緯を受けた大人の判断も働いているのだろう。しかし、結果的には氏を「日本を救った人」としての美談化の筋に沿ったものになっていることも確かである。

 更に、7月31日に東京第五検察審査会は、その東電旧経営陣6人のうち、勝俣 恒久氏・武藤 栄氏、武黒 一郎氏の3人については「起訴相当」、小森 明生氏については「不起訴不当」とし、皷 紀男氏、榎本 聰明氏の2人について「不起訴相当」という議決を出したという。

 最近の福島原発告訴団のページをみると、「不起訴不当」の小森 明生氏を除いて、勝俣 恒久氏・武藤 栄氏、武黒 一郎氏の3人に絞った責任追及になっているようだ。
 流れとしては自然に見えながら、最終的には最初から意図的なものを感じていた方向性に意識が流されていくことに、恐ろしさも感じている。

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  1. 2014/09/01(月) 11:54:26|
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Author:親馬シン
 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
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