飛翔

作品原案として書き連ねています。 書きかけで試行状態ですが、踏ん切りをつけるために、一度手を離すことを目的としています。

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【話題考】東京電力の原発所長は聖人なのか

【話題考】東京電力の原発所長は聖人なのか

 東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成する福島原発告訴団が、「責任の重い東電幹部」として被疑者として挙げた15人の中の一人に、吉田 昌郎氏を挙げた。
 氏は、「東京電力株式会社 元・原子力設備管理部長、前・第一原発所長」である。先月の「【話題考】東京電力原発人為事故の刑事責任者は誰なのか」で、もし、あの時点で、この告訴が司法当局に受理されて、捜査されて立件されて起訴されたとするならば、業務上過失致傷の主犯とされて最初に逮捕される容疑者は、恐らくこの吉田昌郎所長のはずだと思うとした。
 その感覚は今も変わらない。

 しかし、世の中の評価はどんどん変化していく。
 政府が、吉田氏の調書が公開を決めたことについての情報は、【朝日新聞】の「9割の所員が命令に違反して撤退した」という記事が誤報として批判的に扱う事に主眼が置かれた。
 第1原発から約650人が第2原発に退避したことをめぐって、「朝日新聞」が今年5月、調書などを基に「所員の9割が吉田氏の待機命令に違反し撤退した」と報じたが、吉田氏は聴取に、命令違反があったとの認識は示していないとのことだ。

 これを、東京を中心とする報道が描く吉田氏像=「正義の人で、日本を救った聖人」という美談化の筋に沿って見つめれば、その通りかもしれない。
 しかし、氏を袋叩きされて誰にも絶対に容赦されない勝俣恒久氏や清水正孝氏や武藤栄氏と同じ「責任の重い東電幹部」のカテゴリーの人物として見れば、そこに視点は向かない。
 小さくしか報じられないが「東電が事故前の08年、第1原発に大津波が来る可能性があると試算しながら対策を取らなかったことには「何の根拠もないことで対策はできない」と応じている」とある。これは、事故前に津波対策をとらなかった事は正当だったとの認識を示しているということだ。
 もう一つ、東京の報道では「3号機の爆発で一時、多くの行方不明者が出たことについては「四十何人不明という話で、その時死のうと思った。本当に亡くなっているなら、腹切ろうと思った」と語り、作業員の安全を強く意識していたこともうかがわせた」とのことで、聖人として尊敬されて賛辞が送られる延長線上に描く。
 しかし、東京電力第一原発事故について、官邸や東電本店、そして原発の審査機関は危機的状況にある現場を支援する能力はなく、頼りは吉田氏だけという状況だったことを氏が認識する中で、氏が腹を切ろうと思ったということだ。
 確かにカッコいいと思うのは、遠くから見ていればの話だ。そうなれば、福島の地にいる私は生存していなかったということだ。

 都会人には申し訳ないが、所長としての責任放棄の無責任としか見えないのだ。
 ところが、世の中は、吉田氏が誤りを犯すことのない聖人であることを前提に、9月11日には朝日新聞社長の謝罪理由の一つになるまでに発展させていく。
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  1. 2014/09/19(金) 06:55:26|
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Author:親馬シン
 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
 しかし、実際にはそうはならなかった。

 今は、知りたいことを追い求め、何も考えずに書きとめるだけだ。それでも充分満足している自分を感じている。

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