飛翔

作品原案として書き連ねています。 書きかけで試行状態ですが、踏ん切りをつけるために、一度手を離すことを目的としています。

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話題考1:「箸墓は卑弥呼の墓」

 先日、「幻の邪馬台国」の映画を見て、古代史を素材に、夢を創り追い求める生き方に感動している自分を感じた。大げさな演技との批判があるものの、古代史を求めている方々は、こういった妄想に近いイメージを持って追究しているのも確かなことではあると思っている。
 そんな中、毎日新聞(09/6/1)社会面の「箸墓は卑弥呼の墓」という記事を読んだ。

 国立歴史民俗博物館(佐倉市)の研究チームが31日、古墳の始まりを示す箸墓古墳(前方後円墳、全長280m)は、西暦240~260年に築造されたとの研究成果を日本考古学協会発表会で報告したことを社会面で伝えていた。
 歴博は全国の5千点を超す土器の付着物や年輪の年代を測定しているが、箸墓でも、発掘状況から築造時の土器とされる「布留0式」といわれる土器など16点を測定し、この前後につくられた周辺の古墳墳墓や遺跡の測定結果も考慮して導いたとのことだ。

 注目点は、中国の史書「魏志倭人伝」に卑弥呼の死去した年代は248年頃とされてこの時期と重なることだ。そのため、邪馬台国の所在地論争の点で注目されているというのだ。

 しかし、土器付着炭化物は、同じ地点から出土した他の資料に比べ古い年代が出る可能性があり、放射性炭素を利用した年代分析は、誤差が大きいとして、批判的な見方も根強い。
また、中国の史書「魏志倭人伝」では、卑弥呼の墓は円墳で、文献上からも問題点はあり、会場から質問が続出したとのことだ。
 箸墓古墳はこれまで、土器の形式によって年代を絞り込む考古学的手法によって、270年前後の築造とされていて、中国の史書「魏志倭人伝」の卑弥呼の次の女王、壱与の墓との説もあったと聞く。

 邪馬台国論争は、邪馬台国の政治的位置づけや、読み等いくつもあるようだが、ロマンとかかわっては、位置に関する論争が好きだ。
 その中でも、1967年発表『まぼろしの邪馬台国』(宮崎康平著)によって我々にもそのロマンを知らしめた邪馬台国論争とどうかかわるかまたかかわらないかを整理しておきたい。

 いろいろな説がある中、主流は「畿内説」と「九州説」の二説だろうか。その九州説には、邪馬台国が移動したとする「東遷説」と九州王朝説があるという。
 どちらの説も中国の史書「魏志倭人伝」を解釈していく。
 気になる宮崎康平氏は、道程に関して「古代の海岸線は現代とは異なることを想起しなければならない」と指摘したのだ。この説は、現在では、両方の説の根本部分には大きな影響を与えないことが分かったとのことだ。

 今回のできごとは、畿内説の中のできごとで、考古学による知見を優先していく傾向の中でのできごとらしい。特に年輪年代学による新しい年代観によって、大和地方での初期国家の成立と邪馬台国と同時代の2世紀頃までさかのぼるとの説が有力になっているというなかでのできごとということのようだ。

 確か、数年前、縄文式土器だったか、弥生式土器だったかの年代も遡るとして話題が提供されたことを思いだす。
 古代史を求めている方々の妄想に近いイメージを持って追究していくやり方には限界があるようだが、生き方の姿勢としては失いたくはないとも思う。

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  1. 2009/06/01(月) 10:37:11|
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Author:親馬シン
 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
 しかし、実際にはそうはならなかった。

 今は、知りたいことを追い求め、何も考えずに書きとめるだけだ。それでも充分満足している自分を感じている。

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