飛翔

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話題考10 : 「松川事件逆転無罪の佐藤一さんの訃報」

 各紙は、松川事件最高裁で逆転無罪の元被告佐藤一さんが死去したことを報じていた。
松川事件は、19498月福島市松川町の旧国鉄東北線で、脱線転覆し乗務員3人が死亡した
事件だ。
 旧国鉄の労働組合員ら20人の仕業として逮捕起訴され、一審の福島地裁では死刑5名、残りの人も有罪となり、仙台高等裁判所でも、死刑4人、13人無期懲役等の判決だった。しかし、最高裁では、佐藤さんらのアリバイが明らかになり、63年の最高裁で、全員の無罪が確定した。
 この佐藤さんのアリバイを証明する有力な証拠となるメモは、検事が保管していたが、それを表に出さないようにしていたものだ。それを毎日新聞がその事実をつかみ報道したことによって明らかになったという経緯のようだ。

 小さい頃、この事件についてのニュースの断片が頭にあって、この事件に関わるあたりを散策したことがあった。
 事件のあった辺りは、現在の金谷川駅と松川駅の間で、線路が南側と北側の丘陵になっているところのカーブになっている所で、見通しが悪く、今でも人通りはない。
 事件にかかわる碑と供養塔が建っている。現在の上り線の方にも記念碑が建っている。
 怪しげな芝居小屋の話、映画にもなった二人の盗人が通った道筋、そして、盗みに入ろうとした呉服屋さんなどを確かめながら散歩してみた。
 福島大学にはその資料室があるとも聞くし、今年の10月には、イベントを開くという話も聞く。是非でかけて考えてみたいと思っていたところだった。

 この事件は戦後間もない冤罪事件の代表例であり、福島が舞台だ。今冤罪事件として、足利事件の菅谷利和さんの冤罪事件が起きているところだ。この事件を整理しておきたいと思ったところだったが、この無罪を勝ち取る有力な証拠を表にするきっかけになった毎日新聞が、福島県版で記事にして報じてくれた。切り抜いて整理しておきたい。


 訃報(河北新報2009年06月18日)
 松川事件の佐藤一さんが死去 最高裁で逆転無罪の元被告

 1949年に福島市松川町の東北線で列車が転覆、3人が死亡した松川事件で死刑判決を受け、最高裁で逆転無罪が確定した元被告、佐藤一さんが心筋梗塞のため死去していたことが18日分かった。87歳だった。栃木県出身。自宅は東京都千代田区神田小川町1の7の804。葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日お別れ会を開く。喪主は妻三宅菊子さん。

 自宅で死亡しているのを近親者が見つけた。亡くなったのは17日午後とみられる。

 佐藤さんは線路を外して列車を転覆、3人を死亡させたとして、ほかの19人と一緒に逮捕され、一、二審で死刑判決を受けた。その後、アリバイを証明するメモが見つかり、最高裁が59年、仙台高裁に審理を差し戻した。同高裁は61年に無罪を言い渡し、63年最高裁で確定した。

松川事件:佐藤一さんが死去 冤罪防止、改めて 関係者ら哀悼 (6月20日13時0分配信 毎日新聞)

 今の福島市を舞台にした戦後間もない冤罪(えんざい)事件として知られる「松川事件」の元被告、佐藤一さん(87)=東京都千代田区=が17日亡くなった。折しも、足利事件で逮捕された菅家利和さん(62)の冤罪が濃厚となったばかり。取り調べの「可視化」議論も高まる中、過去の過ちを現代に突き付ける訃報(ふほう)だった。【神保圭作】
 1949年8月、福島市松川町の旧国鉄東北本線で、列車が脱線転覆し、乗務員3人が死亡した。旧国鉄の労組員ら20人の仕業として逮捕、起訴され、松川事件と呼ばれた。1審の福島地裁では死刑5人を含め全員が有罪、仙台高裁の控訴審でも死刑4人のほか13人に無期懲役など有罪が言い渡された。しかし、佐藤さんらのアリバイが明らかとなり、63年の最高裁で全員の無罪が確定した。
 1、2審で死刑判決を受けた福島市笹谷の無職、鈴木信さん(89)は佐藤さんについて、「謀略事件を法廷で闘った仲間。哀悼の意を表する。冤罪は取り調べの段階で生まれる」と指摘した。冤罪の温床となっている密室の取り調べをなくすため、可視化として部屋の様子をビデオ撮影などし、後で違法性がないか検証する必要性が議論になっている。
 松川事件に詳しい福島大学の伊部正之名誉教授(67)は、「捜査当局は物語を描き、事実が合わない場合は強引に証拠を集めようとする。徹底した可視化や弁護士立ち会いによって、違法な取り調べをなくすべきだ。佐藤さんは福島に寄り付こうとはしなかった。事件の忌まわしい記憶があったのでは」と話した。


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  1. 2009/06/21(日) 18:51:37|
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 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
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