飛翔

作品原案として書き連ねています。 書きかけで試行状態ですが、踏ん切りをつけるために、一度手を離すことを目的としています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

話題考12 : 「異常を基盤にした環境づくり」

 危機管理は、最悪の事態を想定し、その対処策をとるというのが原則だ。管理責任者は何の疑いもなくそう信じている。
 そして、実際に事が起これば、その異常な状況を想定して対処策が問われる。異常を想定した対応策が、弱い時には、その瑕疵責任が生じ、罰せることで解決する。

 一見すると、安全が確保されたよさそうな世界のように思えるのだが、日常の生活展開では、歪な世界を構築することになる。
 片田舎にも日常的な風景として溶け込んでしまった「テロ対策実施中」。本気で日常的に「テロ対策実施中」なら、これはいびつな社会のはず。それを変だと感じない感性が蔓延してしまったら、いびつな価値観の危機管理社会となる。そして、この歪な世界を感じなくなれば、いびつな社会が正常な日常社会になる。

 各報道は、相次ぐ教職員の不祥事を受け、県教委は29日福島市で臨時の県立学校長会議を開き、再発防止を指示したと伝えた。
 その中で、遠藤俊博教育長の言葉が気になる。
 それは、現状を「教訓が生かされていない」としたのだが、その根拠が、「一人ひとりが自分と無関係と考えている」として、叱責したというのだ。

 不祥事の具体例が、飲酒運転の繰り返しとわいせつ行為である。これが自分と関係があると考える教育現場が本当に正常な日常環境なのだろうか。
 むしろ、自分の職場では起こりえないと考えていることの方が、日常の中で正常なことであり、それを日常的に警戒する環境が異常なのではないだろうか。

 管理する立場になれば、事が起きると危機管理の甘さを追及すればいいし、責任を負わせられる立場に立たされたときには危機管理を強めればいい。これが、研ぎ澄まされた社会学を駆使した教育の現場の思想だ。
 しかし、これは管理する立場の者が「特別警戒実施」を日常に求める姿勢は、他者に対する不安や恐怖を強めて関心を引き出す効果と、自分には瑕疵責任がないことをアピールする効果しかない。

 マスメディアは、もはやこの歪な世界構築を感じていない。いびつな社会が正常な日常社会になろうとしているようだ。

スポンサーサイト

テーマ:気になった事 - ジャンル:ニュース

  1. 2009/07/02(木) 15:06:19|
  2. 話題考
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<日々雑感8 : 「正しい問題広報のための嘘」 | ホーム | 話題考11 : 「教職員の不祥事対応」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://shin485.blog10.fc2.com/tb.php/57-8edfa343
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

タグそして検索

プロフィール

親馬シン

Author:親馬シン
 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
 しかし、実際にはそうはならなかった。

 今は、知りたいことを追い求め、何も考えずに書きとめるだけだ。それでも充分満足している自分を感じている。

最新記事

カテゴリ

2014年10月15日までの発信内容 (10)
庭に集まる虫 (1)
花壇の花々 (2)
話題考2014-9 (6)
2014年9月15日までの目次 (3)
【会津へ向かう途中の風景から】 (1)
福島のイベント情報 (1)
2010年までの目次 (166)
○ 夜の長い街にて(フィクション)  (30)
○ 福島の子規(ノンフィクション) (52)
話題考 (49)
日々雑感 (28)
小さな目と小さな声 (6)
日々雑感2014 (1)
2014 (1)
2014年11月15日までの発信 (0)

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。