飛翔

作品原案として書き連ねています。 書きかけで試行状態ですが、踏ん切りをつけるために、一度手を離すことを目的としています。

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日々雑感10 : 「正しい問題広報のための嘘」?

 「不都合な真実」の映画を観た時に、それなりに受け入れることができたのは、前評判のせいだけではない。
 ただ、今にして思えば、嘘とまではいかないが、映像のトリックで、恐怖を増大するトリックがあったように思う。

 予備知識を持ってこの映画をみているためにそのトリックに気づかなかったと思う。
 その予備知識というのは、南極やグリーンランドの氷床が失われれば、海面が何メートルも上昇する状態に拍車が掛かり、多くの人が住むデルタ地帯や低海抜諸国が海面下に沈み、危険な暴風雨が増加するだろうとされているというものだ。

 映像では、海に浮かぶ氷河が融けて崩れて海水に沈む映像があって、次に海水が陸地に浸水する映像がくる。
 そこで、自分は予備知識を思い浮かべて納得したのだが、科学的にはこの映像解釈は変だ。
密度の関係から、氷は地表に出ているだけで、水になれば沈んで当然で、ここで海面の上昇が起こるはずはない。海水の上昇があるとすれば、地上の氷がとけて海まで運搬された時だけのはずだ。
そういう意味では、確かに南極やグリーンランドの氷床下では氷河地底湖からの湖水流出が発生していて、流れ出す水分が潤滑剤となって氷の流出を加速させ、氷河の変動に大きく関与するとされている。氷河溶解への懸念が高まっているという。
 グリーンランド氷河期における地球の気候は全体的に変化に富んでいたが、最後の氷河期が終わった1万1700年前から現在までの期間は「完新世」と呼ばれ、非常に暖かく安定した気候として知られているという。
 それが、現在の気候も急激に変化するおそれがあるのは、人間が排出した温室効果ガスであり、気候は安定した状態から移行しようとしているとのことだ。

 われわれは、いまだかつて氷床が急激に解けたり完全に消滅するさまを目撃したことはないが、グリーンランドは数世紀以内に消滅してしまうかもしれないというのだ。
こう話題が展開してくると、温暖化を防がなければならないとか、どう防ぐかという課題につながって頭に思い描く。
 海水面の上昇と水没の問題や異常気象、巨大ハリケーンの発生、生態系の変化問題等々……。

 ところが、先日のNHKの朝の放送の話題は、グリーンランドの氷床が解けることに関して、地下資源開発の可能性の話と結びつけられていく話の展開が、意外だった。
 今までの生活のマイナスの変化として、犬ぞりで渡れなくる期間が短くなるという人々の営みの身近な小さな変化から課題を捉えていたことが、新鮮だった。
 大上段に構えた課題設定は、宣伝効果は高く評価も高い。しかし、これは足もとを見失っているということだ。

 グリーンランドの中央部に降り積もった雪は、1年ごとに個別の層を成して堆積していく。それぞれの層は大気ガスの泡やちりなどの不純物を閉じ込めたまま、しだいに圧縮されて氷の層に変わる。こうした氷の層に昔の気候の記録が残ることにより、何万年も過去にまでさかのぼって気候を調査することができるという話も聞く。

 言われてみるとそんな話題設定もあるよなと感心した。

 「不都合な真実」で提案された「私にできる十のこと」
 1  省エネルギー型の電化製品や電球に交換しましょう。
 2  停車中はエンジンを切り、エコドライブしましょう。
 3  リサイクル製品を積極的に、利用しましょう。
 4  タイヤの空気圧をチェックしましょう。
 5  こまめに蛇口をしめましょう。
 6  過剰包装、レジ袋を断りましょう。買い物はエコ・バッグを使いましょう
 7  エアコンの設定温度を変えて、冷暖房のエネルギー削減をしましょう。
 8  たくさんの木を植えましょう(一本の木は生育中に1?以上のCO2を吸収します)
 9  環境危機についてもっと学びましょう。そして学んだ知識を行動に移しましょう。
10 映画「不都合な真実」を見て地球の危機について知り、友に進めましょう。

 最近、このうちの1・6・8・9・10については、広報関係が真実のみで行われているのかを監視する必要があると思うようになさている。

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テーマ:生活の中で - ジャンル:ライフ

  1. 2009/07/08(水) 18:44:31|
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Author:親馬シン
 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
 しかし、実際にはそうはならなかった。

 今は、知りたいことを追い求め、何も考えずに書きとめるだけだ。それでも充分満足している自分を感じている。

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