飛翔

作品原案として書き連ねています。 書きかけで試行状態ですが、踏ん切りをつけるために、一度手を離すことを目的としています。

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日々雑感13 : 「裁判員制度」?

 この制度について、日本人の心情とかかわっての疑問とは別に、大きな制度の変更についての手続きについてもよく分からないことがある。広報と決定と検討の順序についてだ。
 私たちへ広く広報があったのは、この制度の変更が決まった後であったはずだ。不安や疑念についていくら意見を述べても、決まってしまったのだからどうしようもないという状態になっていたと思う。多分、輿論として決定してしまって、それから説明しないと混乱するので、決めてから広報し、世論を導けば済むと考えたに違いないのだ。
 それなら、輿論として提示したものに、世論がどんな疑念を持ったり、不安を持ったりするかは十分に検討済みで、疑念が提示されれば、速やかに十分に応えられるという見通しがあったというのが、一般的な考えだと思うが、どうもそうではないらしいのだ。
 「毎日新聞」は、「暴力団事件の裁判員」について、「個別に守るのは限界」という意見と「危険人物と予断持つ」との意見があって、その除外是非を巡って現在論議されているということを伝えている。

 埼玉県の組員射殺事件の公判について、地検が、「裁判員に危害が加えられる懸念がある」として、裁判員裁判から除外請求を検討していることが分かったというのだ。
 一方で、「除外を認めれば、公判前から被告が危険人物だと予断を持ってしまう」ということで、裁判員の負担を巡って、議論を呼びそうだと結ぶ。

 この記事に、二つの疑問がある。
 それは、こんな疑念は裁判員制度導入を決定する前に十分検討されているはずではなかったのかと思うのだ。そんな疑念は、この制度導入に支障がないという見通しがあって決定されているべきことだと思うのだ。
 この前提がなければ、輿論のために決定してから広報するという方法が正しかったのかということになってしまうと思うのだ。いい加減な決め方でスタートしたということでしかないと思えてくる。

 もう一つは、このことについて刑法の専門家は、裁判員制度はもともと国民の心理的な負担が大きいのは分かっていたはずだ。広く認めるのは反対」と話したということだ。
 正義感を持って真剣に参加すれば、犠牲も覚悟せよということは分かっていたはずだというのだ。それを承知で導入していたのだから、犠牲は仕方がないとも受け取られる。
 専門家は、そこまで国民を強いることを当然として決めたというのだ。それなら、決まったことだから仕方がないとされ、決まるまでは知らされなかったという順序は、不誠実さを感じるのだが、……。
 こんな犠牲を強いる法律ですが導入したいと訴えて、議論を尽くすべきだったのではないかと思うのだ。その上の決定なら仕方がないという言い方も納得できるが、そういう順序ではなかった。

 そんなことも、この裁判員制度「義務でも参加イヤ64%」と題して、アンケート結果を報じていたことともつながっているのかもしれないと思う。歳をとったのか、何かが変だと思うことが最近多い。
 

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  1. 2009/07/17(金) 10:12:41|
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 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
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