飛翔

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話題考19 : 家庭教育

 「毎日新聞」2009/6/7は、「くらしナビ」で、ベネッセの「家庭生活についてのアンケート調査結果」について報じていた。
 それによると、「子どものために自分が犠牲になることは仕方がない」と思う母親が増えているとのことだ。特に、常勤で働く母親にその傾向が強かったという。
 心がけていることの中で、次のようなことが5年前より増加傾向のようだ。
○ 規則正しいリズムが70%
○ 手作り料理を食べさせる50%
○ ゲーム機で遊ぶ時間を決める29%
 更に、他の特徴として、保育園児の習い物も58%から62%に増え、子供の将来に関与する割合も増えてきたという。

 見出しとかかわって、自分の生き方より子供のためにという傾向が増加している。特には常勤の母親がその傾向が強いということで、常勤の母親に限ったデータもあり、良い母親であろうと無理をし、自分を子育てに向いてないとし、夫婦で互いの関心ごとを話し合うことは少ないという姿になっているようだ。

 調査を監修した青山大学の樋田教授は、学力低下や格差社会への不安から育児に頑張り過ぎ、教育を買おうとする親の姿が浮かぶ。メディアの情報にも影響されているとした。
 そして、幼稚園や学校がその方法でいいよとメッセージを送ることも重要だとアドバイスする。

 これらのことを、2007に子供を母乳で育てることを呼び掛けたり、『親学(おやがく)』に関する緊急提言をなさった政府の教育再生会議の皆さんは、どんなふうに受け取るのか興味があるところだ。
 多分、何とも思っていないのだとは思うが、……。

 あの時、頂いた提言をここに再現してみる。
 確か、「脳科学では5歳くらいまでに幼児期の原型ができあがる。9歳から14歳くらいに人間としての基礎ができる」と指摘して、以下の11項目にわたって具体論を展開したはずだ。
 (1) 子守歌を聞かせ、母乳で育児
 (2) 授乳中はテレビをつけない。5歳から子どもにテレビ、ビデオを長時間見せない
 (3) 早寝早起き朝ごはんの励行
 (4) PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す
 (5) インターネットや携帯電話で有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の実施
 (6) 企業は授乳休憩で母親を守る
 (7) 親子でテレビではなく演劇などの芸術を鑑賞
 (8) 乳幼児健診などに合わせて自治体が「親学」講座を実施
 (9) 遊び場確保に道路を一時開放
(10) 幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる
(11) 思春期からは自尊心が低下しないよう努める

 自分の感覚では、ほとんどが個人のルールの問題と思ったが、当時の新聞報道では、この再生会議は、これらを法律のルールに近い形でやりたいように見えた。そうなった時の妥協は、せいぜい6・8・9ぐらいしかないと思った。
 漠然とすごい時代がやってくるのかもしれないと危機感を持った。

 今回の報道で、比較教育社会学の本田氏が、談話を寄せている。
 90年代末から00年代末にかけ、政策面では改正教育基本法などの重要性が強調されてきた。現実には家庭学校企業による人材育成雇用の枠組みが崩れ、親はわが子を負け組にしないために幅広く包括的な能力を身につけなければと強迫観念に襲われる状況になっている。
 そして、家庭教育にこれ以上の責任を負わせるのは無理であることが読み取れるとした。

 これらは、家庭教育に自覚を持たせなければならないとした方針に賛同し、提言までした方々に対して失礼な発言なのか、それとも納得できることなのか。
 もっとも、どう思おうと、教育基本法というものは、そんなにころころと変えられるものではないのだけれども……。
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テーマ:気になった事 - ジャンル:ニュース

  1. 2009/07/20(月) 13:10:25|
  2. 話題考
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 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
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