飛翔

作品原案として書き連ねています。 書きかけで試行状態ですが、踏ん切りをつけるために、一度手を離すことを目的としています。

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話題考20 : 「原子力政策の議論を再開」

 東電の事故隠しをきっかけに、前知事の時代に封印された原子力政策の議論を、福島県は、新しい知事のもと、7年ぶりに原子力政策の議論を再開されたことを毎日新聞が伝えていた。
 新しい知事は、挨拶で「さまざまな意見に接して熟慮し、原子力政策についての議論を再開することにした」とし、世界の原子力発電の位置づけや核燃料サイクルの動向、国や事業者の取り組みの経過など一つ一つ丁寧に検証する必要がある。県民の安全・安心を最優先に対応するため、具体的な検討に入りたいと挨拶したとのことだ。
 今後、8月には、幹事長会で事業者からの聞き取り調査などの実務的な検証作業をするという。

 また、福島県が聞き取り調査をする事業者である電力会社が、今朝のテレビのコマーシャルで、二酸化炭素を出さない発電である原子力発電は、環境問題解決のためには必要だと宣伝していた。

 この問題に、素人が口出ししにくいのは、複雑なところがあるからだ。
 その一つは、原子力発電そのものの話と、その中の核燃料再利用の話と、その中のプルサーマル計画導入の話があって、分かりにくいという複雑さがある。
 もう一つは、原子力発電の位置づけをどう考えるかという側面がある。
 更には、この計画とイデオロギーが複雑に絡み合っていて、意見を持つと決まったイデオロギーを持っている思われがちなところがあるということもある。

 単純に二番目の原子力発電の位置づけについて、30年前に見聞きしていたことを思い出して整理しておく。
 30年ほど前は、科学雑誌が盛んに出版されていて、自分も「科学」・「科学朝日」・「自然」の3誌を購読していた。その中で、この原子力発電の議論も盛んだった。
 当時の原子力発電の位置づけは、科学雑誌の一般的な考えとして、理想の発電事情に近づくまでの経過的に必要なものなので慎重に開発すべきことということだったと記憶している。
 科学的には、最終的な発電の姿は、自然の力を利用し、その結果が自然に還元されるような発電で、全体が、個々の発電をカバーするのではなく、個々の発電の集合が、全体をカバーする発電というようなイメージだったような気がする。

 だから、スタートの議論として大切なのは、自然の力を利用する計画の推進状況がどうなっているかということだ。この努力があって、原子力発電の存在が認められるということだ。

 福島県は県民の安全・安心を最優先に対応するそうだが、原子力発電は100%安全とは言い切れないことはみんながなんとなく知っている。どんなに頑丈に封じ込めても、放射能の半減期は封じ込めたものよりとてつもなく長いという特性は変わるはずもない。
 安全という一点に絞るなら、使わないのが一番いいはずだと思う。

 それでも途中経過として原子力発電は必要なのであって、次の発電計画として自然の力を利用し、発電の結果が自然に還元できる発電計画の推進状況とともに、できるだけ安全な原子力発電を推進することを認めるということだと思う。

 事業所が宣伝する環境問題の二酸化炭素削減の救世主として登場するのは、事業所と政治的な方々の勝手な感覚の解釈でしかありえない。あくまでも途中経過としての原子力発電が貢献する二酸化炭素排出量削減計画でしかない。
 専門の方々がお集まりなので、その前提はご存じで、使用済み核燃料の再利用計画の中のプルサーマル計画の導入の是非に留めた議論にはならないはず。
 決して「二酸化炭素削減=原子力発電推進」というような単純な図式の検討ではないだろうとは思う。

 議論の流れが、「県は、環境問題に取り組み、二酸化炭素を削減する」→そのために、「原子力発電を推進する計画が大切だ」→だから、そのスタートとして、「議論を再開するように指示した」というようなことにはなっていないはず。

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テーマ:気になった事 - ジャンル:ニュース

  1. 2009/07/22(水) 11:13:42|
  2. 話題考
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 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
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