飛翔

作品原案として書き連ねています。 書きかけで試行状態ですが、踏ん切りをつけるために、一度手を離すことを目的としています。

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話題考22 : 「官僚から政治家の手に?」

 最近の政治にかかわる記事を自分なりに読みとってみると、政と官は対立するもので、政が正義で官が悪という構図である。政の手に取り戻せば、世の中は改善される。そういう風に、政が説明して世の中の喝采を浴びている。
 自分は、この状況に不安を感じながらも、その不安を説明する力はないという状況だった。
 「毎日新聞」の経済への視点(中野剛志氏)で、「政治家に責任倫理を」と題し、官僚支配を脱するとはどういうことかということについて論じているのを読んで、自分の不安を言い当てられていて納得する。論の概要を以下のように読み取る。

 世界の潮流の視点からみるとま逆な方向を向いていることを危惧していることを中心に据える。
 世界は今「国家資本主義」が台頭する大転換期だが、官主導主義からの脱却、地方分権という従来の構造改革論の延長線上に、世界的潮流とは真逆な方向を向いているとする。

 ま逆な方向性でも正当性を持つ条件として、日本政府が強大で、官僚支配の弊害が甚だしいという現状認識が必要だが、その兆候は諸外国と比べても出ないという。
 公務員数は最低レベルで、米国の半分であり、財政支出も少ない。戦略産業の国有化なども日本は基本的にしなかったという現状があることを挙げる。
 現実は、官僚支配といえた時代は戦後10数年しかなく、55年体制以降は、自民党が官僚を抑え、政治を主導しているという。
 日本の政治経済は官僚主導ではなかった。問題は、政府が小さくて弱いことが問題なのではないかとする。

 改革の検証をするのに、以下のように官僚の本質を確認している。
○ 効果の計算可能性が特質で、個人的には間違っていると思っても、あたかも信念に一致しているかのように執行する能力である。
 それだから、問われるのは政治家で、それは次のような「責任倫理」だとする。
○ 政治家は、善意に行動したかが問われるのではなく、その行動がもたらした結果が問われるのだ。

 この観点から現在改革として進めようとしていること検証し、以下の点で政治の官僚主義化を徹底することでしかないとしている。
○ 与党への服従を宣誓させることは、官僚の官僚主義化を徹底することになる。
○ マニフェスト選挙が、政治主導を実現するというが、これは、効果が計算可能という官僚制の本質だ。
 マニフェストの実行なら、政治家より執行能力にたけた官僚がいればよく、政治家の国会議論はいらなくなる。政治家が行政の要職を占めるという論議は、行政機構の一部品になることは、政治家ではなく官僚化することでしかないという。

 本当の官僚支配からの脱却は、結果に対する責任を真に引き受けるものが、政治家になることであると結ぶ。
 最後に、責任倫理のない政治家のセリフを引用しているのがいい。
 「世の中は愚かしく、卑しいが、私は違う。そういう結果になったのは私の責任ではなく、他の人々のせいだ。私はその人々のために働いて、彼らの愚かしさとか低俗さを根こそぎなくしたい。」
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  1. 2009/08/14(金) 11:42:52|
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Author:親馬シン
 原点であるフィクション「夜の長い街にて」を整理していく中で、自分が求めていたものの輪郭が明らかになると思っていた。
 しかし、実際にはそうはならなかった。

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